変形性膝関節症の発生要因について

前回、変形性膝関節症の原因として年齢について少し述べましたが、
変形性膝関節症を訴える不調の多くが「痛み」です。

スポーツ障害における発生要因という言葉を上げましたが、
言葉的にはスポーツ選手が起こす疾患のことなんじゃない!?って思われるかもしれませんが、
一般の整形外科疾患でも同じく当てはまることです!

1.個体要因
  年齢、生まれつきの形態や体質などの異常、筋力など
2.環境要因
  季節や天候、靴の状態や路面の状態など
3.トレーニング要因
  動作・運動の過負荷、誤った使い方、競技種目など
           
        出典:黒澤尚、川野哲英、ほか編:スポーツ外傷学Ⅰ 総論

1.個体要因のうち、年齢や生まれつきの形態や体質異常などは、変化させることはできません。でも、筋肉のうち骨格筋については、人間の意志で収縮させることができるので、負荷を加えたり反復運動を行うことで機能を改善することができるのです!

2.環境要因は、変形性膝関節症の方から伺うエピソードとして、寒い中、歩いたとか、ソールの硬い靴に変えたとか、いつも柔らかいところをの散歩していたのに硬いところを歩いて痛くなったなどがありますが、それがこの要因に当たります。これは、自身が気をつけることで要因をへらすことができますね!

3.トレーニング要因とは、スポーツの場合、運動の過負荷や誤ったフォームでプレーしたことで痛みが出ることがよくありますが、同一般疾患でも同じで、普段あまりやらないしゃがんでの動作をたくさん行ったり、階段をたくさん上がったといったことも過負荷になります。自分の持っている能力以上の負荷や急激な活動性の増加などもそれに当たるでしょう。あと、これが正しい、あっているという思い込みの中で、繰り返しやっていた日常動作が、実はその人にとってはあってないという場合もあります。

年齢は要因の一つでしかありません!
痛みといった感覚は、人間が身体内で起きている異常を教えるために重要な感覚です。でも、なぜそれが起きているのかは、明らかなアクシデントとかないとなかなか人って自覚しづらいものです。また生活環境や生活習慣は同じ疾患であっても人によって異なります。我々リハビリスタッフは、通院される方との対話の中からその要因を見つけて、その人に必要な対策案を考えて不調が改善できるようにすることが役割だと思っています!

ぜひ、ご相談ください!